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青森の魅力紹介
2021.03.24

津軽七福神めぐり

津軽七福神の毘沙門天
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2021.03.24

津軽七福神めぐり

津軽七福神の毘沙門天

イーコネの青森支店がある、青森県の魅力をご紹介していくこちらのコーナー。
第6回目の今回は、津軽七福神霊場を巡拝し御朱印をいただける「津軽七福神めぐり」をご紹介いたします!
仏閣や歴史的建造物を回るのが大好きという支店長が、少し前になりますが巡ってまいりました。当社にも福をもたらしてくれていることでしょう・・・

津軽七福神めぐりとは?

七福神のイラスト
七福神

七福神と言えば「恵比寿様、大黒天様、毘沙門様、弁財天様、福禄寿様、寿老人様、布袋様」で、福、幸運、金運を授けてくださる神様。
七福神めぐりは日本全国にありますが、青森県にも「津軽七福神めぐり」として存在しており、多くの参拝客が訪れています。
お正月に巡拝することが多い七福神めぐりですが、津軽七福神めぐりは年間を通して巡拝できます。

津軽七福神の特徴は、七福神を祀っているのが神社ではなくお寺。すべて真言宗のお寺です。古来から続いている行事ではなく、今から20年ほど前、お寺の住職さんたちがアイデアを出して始めたそうです。
そして、祀られている七福神はすべて木彫り。青森県在住の仏師がわずか1年ほどで七体すべてを1人で彫り上げたそうです。スゴい!
津軽七福神めぐりは、この木彫りの七福神が祀られた霊場七箇所を順番に巡って参拝し、御朱印をいただきつつ開運を祈る行事なのです。
ちなみに、津軽とは青森県西部地方のことを言いますよ!

実際に巡る

御朱印帳を入手

津軽七福神寳印帳
津軽七福神寳印帳

まず最初に御朱印帳(寳印帳)を入手します。御朱印帳は今回巡るほとんどのお寺で入手できますが、中には無人のお寺もあるので注意が必要です。巡る順番は決まりはありませんので、御朱印帳を入手できるお寺から巡るのがベスト。
今回は弘法寺で購入。1,000円です。

弘法寺(福禄寿)

福禄寿のイラスト
福禄寿様

弘法寺は昭和30年頃まで津軽高野山九十九寺といわれていましたが、極楽浄土を表す西をもって西の高野山と呼ばれるようになりました。昭和に入り、弘法寺と改称されています。
福禄寿は福運、俸禄、長寿の三得をもたらす神様といわれています。長頭でひげが長く、右手に法杖を左手には経巻を持っています。

弘法寺入口
弘法寺入口
祀られている福禄寿
祀られている福禄寿
弘法寺の御朱印
弘法寺の御朱印

先ほど入手した、専用の御朱印帳に御朱印をいただきます。御朱印は200円を御朱印料として奉納します。御朱印帳に描かれた七福神はあらかじめ描かれていますよ。

連正院(弁財天)

弁財天のイラスト
弁財天様

連正院は、不動明王を本尊とする津軽弘法大師霊場の第14番札所で、福神・弁才天を奉安する寺院です。
弁財天は、七福神の中の唯一の女神です。知恵、財物だけでなく、手にした琵琶でわかるように、音楽を司る神様でもあります。

連正院の門
連正院の門
連正院に祀られている弁財天
連正院に祀られている弁財天
連正院の御朱印
連正院の御朱印

弁財天はとても嫉妬深く、お参りに行ったカップルにやきモチを焼いて別れさせてしまう・・・何ていう説もありますが、七福神制覇の為には気にせずお参りしましょう!それかお一人で。

地蔵院(恵比寿)

恵比寿のイラスト
恵比寿様

1654年に津軽土佐守が創建されたのが始まり。昭和四十六年、不慮の火災で様々なものが焼失しましたが、翌四十七年、仮本堂を建て今日に至っています。
津軽弘法大師霊場第二十番札所であり、恵比寿奉安所となっています。
恵比寿は七福神の中で唯一の日本の神様。左手に鯛をかかえ右手に釣竿をもった親しみ深いお姿の、特に商売繁盛の神として信仰されています。

地蔵院の門
地蔵院の門

地蔵院は無人寺です。その為ここで御朱印は貰えません。でも近くにある金剛寺へ行けば一緒に貰うことができます。

地蔵院の恵比寿
地蔵院の恵比寿

画像が粗くなってしまい分かりづらいですが、満面の笑みです。えびす顔。

地蔵院の御朱印
地蔵院の御朱印

御朱印は後で金剛寺で貰うことになりますが、参拝はしっかりしましょう。
ちなみに、地蔵院では恵比寿の表記が「恵比須」となっています。場所により様々な表記になるようです。

金剛寺(布袋尊)

布袋のイラスト
布袋様

金剛寺は文殊菩薩(もんじゅぼさつ)をご本尊に、初代住職・照正僧正が開いた真言宗のお寺です。
布袋は七福神の中で唯一実在したモデルがいる神様。中国の禅僧です。持っている袋は堪忍袋とも言われています。そう、あの堪忍袋。福徳人望の神様。

金剛寺の外観
金剛寺の外観。

民家がつながっているお寺。穏やかな雰囲気のお寺です。

金剛寺の布袋尊
金剛寺の布袋尊

表情!写真で見ているだけでも幸せな気分になってきますね。袋に乗っているところが斬新。

金剛寺の御朱印
金剛寺の御朱印

不動寺(毘沙門天)

毘沙門天様
毘沙門天様

不動寺は、昭和41年に真言宗国分寺派大本山国分寺の末寺として、鷹揚山不動寺の認可を受け創建された、まだ新しいお寺です。不動寺が祀る毘沙門天は、財福神として七福神の中でもっとも御利益があるとされています。

不動寺の外観
不動寺の外観

やはり他のお寺と比べて新しさがあります。

不動寺の毘沙門天様
不動寺の毘沙門天様

武神でもあるだけに、強い顔立ちです。

不動寺の御朱印
不動寺の御朱印

覚応院(寿老人)

寿老人様
寿老人様

覚応院は、1728年~1851年まで修験宗で、行峯山行楽寺と寺山号を許されていましたが、新義真言宗に入帰し、1874年に真言宗醍醐派行峯山覚応院と改称して現在に至っているお寺です。
覚応院に祀られている寿老人は、長い頭に長い白髭、巻き物をつけた杖を持ち、鹿をつれている姿で描かれることが多いです。鹿は長寿の象徴であり、寿老人は延命長寿、福禄の神とされています。

覚応院の外観
覚応院の外観
覚応院の寿老人
覚応院の寿老人

当日誰もおらず鍵が掛かっていたので隙間から撮影。

覚応院の御朱印
覚応院の御朱印

覚応院では、「御朱印はご自由に」と書かれていました。お言葉に甘えてご自由に押印。でも、御朱印料はきちんと奉納します。

求聞寺(大黒天)

大黒天様
大黒天様

求聞寺(ぐもんじと読みます。難しい!)は、弘前藩2代藩主津軽信枚が、藩主の跡目争いで荒廃した領内の穏やかで平和な世の中を願って求聞持法と呼ばれる荒行をおこない、1629年虚空蔵菩薩を祀ったのが始まりとされているお寺です。
求聞寺には、大黒天が祀られています。大黒天は財宝、福徳開運の神様として信仰されています。打ち出の小槌を持っているお姿がすぐ浮かびます。

求聞寺の外観
求聞寺の外観

求聞寺はお寺なのに鳥居がある珍しいお寺。津軽地方では一代様といって自分の生まれた年の干支を祀っている神社をお参りする慣習があります。求聞寺には丑と寅が祀られています。画像左が牛。

求聞寺の大黒天様
求聞寺の大黒天様

撮影ミスです・・・分かりづらいですが、確かにそこに大黒天様がいます・・・
打ち出の小槌を持ち上げていますよ。

求聞寺の御朱印
求聞寺の御朱印

今回最後の御朱印をいただき、ついに七福神すべてを巡拝することができました!無事、御朱印をすべて集めることに成功!完成された御朱印帳は家宝になりますね。

津軽七福神霊場一覧

七福神寺院名住所電話番号
福禄寿弘法寺青森県つがる市木造吹原屏風山1-2440173-26-2320
弁財天蓮正院青森県北津軽郡板柳町石野宮本750172-72-0337
恵比寿地蔵院青森県黒石市山形町810172-52-2078
布袋尊金剛寺青森県平川市八幡崎宮本1410172-57-2548
毘沙門天不動寺青森県弘前市茂森新町4-3-110172-35-4777
寿老人覚応院青森県弘前市湯口一ノ安田95-10172-84-2127
大黒天求聞寺青森県弘前市百沢字寺沢290172-83-2373

津軽七福神めぐり専用の御朱印帳が1,000円、御朱印料が各寺院200円かかりますので、全部でおひとり様2,400円必要です。

アクセス(全体地図)

※赤いアイコンをクリックすると詳細が確認できます。

津軽七福神めぐりですべてのお寺を巡拝すると、所要時間は車を使って5~6時間かかります。途中休憩を挟んだり、ご飯を食べたりするともっと時間が掛かるので、時間に余裕を持って巡拝しましょう!
ちなみに、青森市にあるイーコネクションの青森支店から、今回スタートした弘法寺まで車で1時間20分くらいです。

まとめ

今回は、津軽七福神めぐりをご紹介させていただきました。
七福神めぐりをすれば、七難即滅七福即生(しちなんそくめつしちふくそくしょう)の御利益があるそうです。つまり七つの難がすぐに消滅し、七つの福がすぐに生まれるということ。
コロナや地震など、様々な難がある今こそ、巡拝されてみてはいかがでしょうか。

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