十和田湖クルーズで巡る謎の洞窟「奥の院」
イーコネの青森支店がある、青森県の魅力をご紹介していくこちらのコーナー。
第11回目は、十和田湖にある謎の洞窟「奥の院」をご紹介いたします!船でしか行けない洞窟。どんな場所なのか気になりますね!
今回は、クルーズツアーを予約して行ってまいりました。
十和田湖とは?
十和田湖は、青森県十和田市と秋田県鹿角郡小坂町にまたがるカルデラ湖です。
数万年前から大規模な噴火を繰り返し形成されたカルデラに、さらに噴火によってカルデラが形成され、そこに水がたまって湖になったという世界でも有数の二重カルデラ湖です。
深さは日本第3位!
遊覧船に乗り湖を楽しめるほか、今回ご紹介する奥の院や、十和田神社というパワースポットがあります。さらに以前こちらのブログでご紹介した冬の奥入瀬氷瀑ナイトツアーの奥入瀬渓流も周辺にあります。魅力溢れる場所ですね!
休屋地区で寄り道
今回の目的、謎の洞窟「奥の院」の探索へ行きたいところですが、ボートの出発まで隙間時間が。そこで十和田湖最大の観光拠点と言われている休屋地区で昼食を取ることにしました。
休屋地区は十和田湖南部の湖畔に位置し、宿泊施設や食事処、お土産売り場が集まるエリアです。
駐車場
車で行かれた方はまず駐車場へ。休屋地区の駐車場は、休屋南駐車場と休屋北駐車場の2か所。どちらも有料駐車場です。
名称 | 休屋南駐車場 |
住所 | 〒034-0301 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休平64-1 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
収容台数 | 200台 |
料金 | 普通自動車¥500円 |
名称 | 休屋北駐車場 |
住所 | 〒034-0301 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋16-246 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
収容台数 | 600台 |
料金 | 普通自動車¥500円 |
お土産とお食事の店もりた
車を停めていざ昼食へ。休屋地区には多くの飲食店が軒を連ねていますが、その中から今回は創業昭和6年という歴史に惹かれ「お土産とお食事の店もりた」さんへ。
十和田といえば、十和田バラ焼きというソールフードを思い浮かべますが、今回は地域団体商標に登録された「十和田湖ひめます」を使ったメニューを食べたいと思い「開運ひめます親子めし」を注文。
親子とは何ぞ?ですが、酢じめしたひめますの切り身と醤油漬けのひめますのイクラがのっているため親子となっています。
新鮮な味わいであっという間にペロッと食べてしまいした。おいしかった!
「十和田湖ひめます」を使ったメニューは他にも、刺身定食や天重がありましたので、魚卵が苦手な方でも楽しめます!
店名 | お土産とお食事の店もりた |
住所 | 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486 |
TEL | 0176-75-2206 |
席数 | カウンター2席、テーブル席16席 |
URL | https://www.towadakomorita.com/ |
十和田湖クルーズ
和船の旅
休屋地区でお昼を済ませてちょうど良い頃合いになり、いよいよクルーズへ。
ワクワクしてきますね。この看板の右手に受付がありますので受付を済ませます。
クルーズという名前から豪華客船を思い浮かべますが、和船。謎の洞窟を巡るのにふさわしい船ですね。
かなり水しぶきを被りますので重装備。安全のためにライフジャケットも着用します。濡れた場合に備えて、履き替え用に靴と靴下の用意をオススメします!
いざ出発!このクルーズにはツアーガイドさんも乗船してくれます。楽しさ倍増しますね。
ちなみに、和船を利用しているのはパワーボートだと奥の院のある岩場に近づけないため、和船で攻めるそうです。
こちらは乗れなかったパワーボート。他のクルーズでは使用されているそうです。悔しい・・・
謎の洞窟「奥の院」までの船旅の間、クルーズ船から見える景色をツアーガイドさんが丁寧に解説してくれます。湖畔からの眺めとは異なる景色を楽しみながら、十和田湖の知見を広められます。
こちらの場所は、かつて「色ある山」と呼ばれた御倉半島の五色岩。
その昔、人間から大蛇となり十和田湖を作って住み着いた八之太郎と僧侶の南祖ノ坊が戦った際に、流した血が染めたという伝説のある岩です。
現実的には酸化鉄を含むために、このような褐色になるそう。
真ん中の陥没した部分は、陸からその場所に立つと湖に吸い込まれそうでとても怖い場所なのだそうです。スリリングな体験をしてみたい方は登ってみては?
奥の院
いよいよ目的地の謎の洞窟「奥の院」が見えてきました。「奥の院」は十和田湖の三大聖地の一つと言われています。
木々の中にぽっかりと空いた暗い穴が、ミステリアスな雰囲気を放っています。
いよいよ奥の院のある洞窟へ上陸です!
奥の院がある洞窟へ行くには、滑りやすい岩場とその先にある鉄はしごを登る必要があります。ただでさえハラハラする鉄はしごですが、足場のはしご部分が若干腐りかけていました。急斜面なのでなかなかの恐怖です。手すりは正常でしたので、上る時は手すりをしっかり掴んで注意して登るようにしましょう。
ちなみに以前、何人か岩場で足を滑らせて落ちた人がいるそうです。ガイドさんの言いつけをしっかり守って安全に登りましょう!
ついに奥の院へ到着!
奥の院のある洞窟は、御倉半島の根元付近、中湖に面した場所で、最も重要な霊場の一つに数えられます。入ってすぐの場所には古い時代の祠が祀られています。奥の院は別名「御室(おむろ)」とも呼ばれていますよ。
古来より御倉半島一帯は神域とされ、人々は十和田湖神社の占場から、御倉半島へ向けて願い事をしたと言われているそうです。
この奥の院は「気」が強い場所のため、霊感の強い人は入れないそう。
ちなみに私はまったく霊感を持ち合わせていないので、すんなり入れました。
このような場所からか、洞窟の中でライトを照らしスマホのカメラ越しに見ると、キラキラと光るものが見えるという神秘的な現象を体験できます。
気の強い場所でよく起こる現象のようです。
奥の院の壁面にあるこの模様。皆さんには何に見えるでしょうか?
この同心円状紋は「龍の眼」と言われているそうです。
神が作ったアートのようにも見えましたが、実は自然が造り出したものではなく、人の手で掘って造られたものだそうです。
奥の院、奥深いですね。これで奥の院の見学を終え帰路となります。
しかしこれで終わりではありません。奥の院を後にし、桟橋まで戻る途中の岩場にも不思議な岩があります。
この岩は、見る人によって見え方が異なり、さまざまな物に見えるそうです。
ちなみに私には、仏様に見えました。皆さんの目にはどのように映るでしょうか?
奥の院は最後まで神秘的な場所です!
クルーズ詳細
運行会社 | リブパイオニア |
電話予約 | 090-7321-3956 |
URL | https://ribpioneer.com/ |
和船クルーズ料金 | おひとり様3,000円 |
- 和船クルーズはネット予約に対応していません。電話予約が必要です。
- 運行期間は、直接お問い合わせください。
- クルーズは他にも種類がたくさんあります。
アクセス
クルーズ船の受付場所へのアクセスです。
イーコネクションの青森支店がある青森市内からは、車で1時間30分ほど。
バスの場合は、JRバス青森駅から十和田湖(休屋)まで約3時間ほどかかります。
まとめ
今回は、十和田湖で運行されている謎の洞窟「奥の院」ツアーをご紹介させていただきました。十和田湖の美しい自然を堪能しながら、和船のスリルを体験し、神聖な「奥の院」を見学できる盛りだくさんなツアーをぜひ、皆さまにも体験していただきたいと思います。
十和田湖は魅力が豊富ですね!